Salesforce組織とは?
Salesforceの組織って何ですか?
Salesforceを利用する企業や組織の独立した利用環境を指します。詳しく説明しましょう。
クラウド
Salesforceは、SaaS (Software as a Service)というクラウド上で動作するアプリケーションを提供するサービスです。SaaSでは、複数の企業や組織がインターネットを通じて同一のサーバーを利用しています。
テナント
わかりやすく説明すると、Salesforceが提供しているサーバーはオフィスビル、入居している企業や組織はテナントと例えることができます。
そして、各テナントのことを、Salesforce ではSalesforce組織(Org)と言います。
上のイラストを見てください。Salesforce ビルヂングが Salesforce のサーバー、テナントである「エイリアン会社」「ロボット会社」「モンスター会社」が各 Salesforce 組織です。
「エイリアン会社」は最上階に、その下の階に「ロボット会社」が、3階には「モンスター会社」が入居していますが、セキュリティが極めて厳重なオフィスビルなので完全に区分けされ、他のテナントの部屋に立ち入ることは絶対にできない構造になっていると想像してください。
一般的にオフィスビルの各テナントは、自分の部屋を自由に改装することができますが、Salesforceのサービスに置き換えれば、機能のカスタマイズがそれに該当すると言えます。
組織情報ページへのアクセス
組織情報ページにアクセスする方法は以下のとおりです。
1.Salesforceにシステム管理者でログインする。
2.右上にある「設定」アイコンをクリック
3.クイック検索>組織情報
組織情報ページは、Salesforceの自分の組織に関する情報を提供するセクションです。このページでは、以下のような情報や設定を確認・管理することができます:
- 組織の名前とID: 組織の一意の名前とID。
- Salesforceのインスタンス: 使用しているSalesforceサーバーのインスタンス名。
- 設定されている通貨、ロケール、タイムゾーン: 組織全体のデフォルト設定。
- 組織のエディション: Enterprise Edition、Professional Edition、Unlimited Editionなど、使用しているSalesforceのエディション。
- ライセンス情報: 利用可能なユーザーライセンスの種類とその数、使用中のライセンス数など。
- 使用量と制限: 保存されているデータとファイルの総量、APIリクエストの使用量、カスタムオブジェクトの数など、さまざまな制限と現在の使用量。
- 組織の住所: 事業所の物理的な住所。
- システム管理者の連絡先情報: 組織の主要な管理者の名前、メールアドレス、電話番号など。
- その他の特徴や設定: 組織固有の設定や特徴、例えば組織内の多要素認証の使用状況など。
組織情報ページは、Salesforce組織の概要や設定を迅速に把握するための中心的な場所です。
もう一歩踏み込んだ話をしますと、同一の企業・組織であっても、本番組織、開発組織などの複数の Salesforce 組織を持っていますが、それは別の機会に説明します。
以上です!
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